漫画が電子書籍で読めるようになり、「どれぐらいの漫画が保存できるか?」ということが気になる方も多いのではないでしょうか。
電子書籍で漫画を買う場合にどれぐらいの数のコミックがスマホに保存できるかを知っておくと、購入するときの判断材料になります。
「電子コミックを検討しており、容量のことが心配」
「スマホに電子コミックがどれぐらい保存できるか目安を知りたい」
本記事ではこのような方に向けて電子コミックの容量やスマホにどれぐらい保存できるかの目安を解説していきます。
電子書籍の利用を検討している方はぜひ最後まで読んで参考にしてください。
電子コミックの容量とは?
まずは電子コミックの容量とはなにかについて解説していきます。
電子コミックの容量とはファイルのサイズのことです。電子コミックはデジタルデータなので、紙の本のように場所を取りませんが、デバイスのデータ容量を使います。
本棚の本が埋まってしまうことと同じように、デジタルの漫画であってもその容量を超えると電子コミックが保存できなくなります。
また、スマホなどで電子書籍を使う場合は他の画像や動画などのコンテンツと容量を分け合う必要があるので事前に把握しておく必要があると言えます。
デバイスごとに使用できる容量が違うため、あらかじめ保存したい漫画の数と容量を考えて機種を選ぶことが望ましいと言えるでしょう。
電子コミックの容量に使う単位と計算方法
理解を深めるために使用する単位の基本知識も理解しておきましょう。
電子コミックで使う単位は「B(バイト)」が基本です。Bの数は大きくなることが多いので、補助単位も合わせて紹介します。
- 1KB(キロバイト):1,024B
- 1MB(メガバイト):1,024KB
- 1GB(ギガバイト):1,024MB
KB➝MB➝GBの順番に大きくなります。計算を分かりやすくするために1,000ごとに単位が変わる換算で目安を把握することも良いでしょう。
例えば漫画のバイト数が50MBで100GBの容量がデバイスにあった場合は、概算で200冊ほどを入れられることが分かります。
電子コミックの容量と1GBの冊数の目安
実際に電子コミックをダウンロードする場合、どれぐらいの容量が使われるのでしょうか。
他の書籍の一般的なサイズなどとも比較しながら目安を見ていきましょう。
本の種類 | ファイルサイズの目安 | 1GBの冊数目安 |
漫画 | 40〜150MB | 10〜25冊 |
小説 | 1〜20MB | 50冊~1000冊 |
ライトノベル | 10〜30MB | 30〜100冊 |
雑誌・写真集 | 50〜300MB | 3〜20冊 |
前提として、同じ漫画であっても下記の条件などでファイルのサイズは変わってきます。
- ページ数
- 解像度
ページ数が多いほどデータは当然大きくなります。解像度は画像などの細かさのことで、解像度が細かいとデータ容量は大きくなることは認識しておくべきでしょう。
小説などは基本的に文字が中心となるためファイル容量は低いものが多く、漫画や雑誌などは絵や写真が多くなるためファイル容量も大きくなります。
表の内容はひとつの目安ですが、1GBに保存できる電子コミックの数は10~25冊ほどであることが分かります。容量の大きくないデバイスを扱う場合など、あまり保存できる数は多くないケースもあるため要注意です。
電子コミックの容量に合った端末の選び方
ここまでの内容を踏まえて「実際にどのような端末を選べばよいか?」ということについて解説していきます。
小説などの比較的容量が小さいものの場合、4GBほど容量があれば200~4,000冊ほどは保存できます。小説などが中心の方は、4GBでも十分な容量と言えるでしょう。
漫画の容量が1冊100MBほどと仮定した場合、8GBの容量で80冊ほどが保存可能です。漫画を楽しみたい方は少なくとも8GBほどあることが望ましいでしょう。
多くの方に利用されるiPhoneやiPadを利用することを仮定した場合、どれぐらいの容量が必要になるかを確認していきましょう。
他の書籍の一般的なサイズなどとも比較しながら目安を見ていきます。
容量 | 目安 |
64GB | 漫画数600冊ほど |
128GB | 漫画数1200冊ほど |
256GB | 漫画数2500冊ほど |
上の図は漫画のデータのみを考えた計算のため、実際には他のアプリや写真、動画などが含まれることも認識しておく必要があります。
64GBの端末の場合、漫画のみだと600冊ほどはダウンロード可能です。漫画のみであればある程度の容量があると言えますが写真や動画、他のアプリも扱うことを考えると漫画をダウンロードできなくなる可能性があります。
128GB~256GBあると写真や動画などを同時に保存しても容量が足りる可能性が高くなります。スマートフォンやタブレットを検討される際も電子書籍のダウンロードできる容量を考慮できると良いでしょう。
電子コミックを読む端末の容量がいっぱいになったときの対処法
端末の保存容量が不足してしまうと、新たに漫画の購入やダウンロードができなくなってしまう可能性があります。漫画を読んでいて「続きが読めない」ということは避けたいところです。
実際に端末の容量がいっぱいになってしまった際に使える、具体的な対処法を挙げていきます。
SDカードを使う
SDカードは電子書籍や動画、画像などの電子ファイルの保存が行えるメモリーカードです。SDカードを利用することで電子コミックのデータも保存できます。
電子書籍で使うカードはmicdoSDカードが一般的で、データ容量は128GB・256GB・512GBなどがあります。容量を大きくしたい場合はその分のmicroSDカードを用意すれば大きな容量のデータを扱えます。
microSDの他にもUSBメモリや外付けハードディスクなども活用できる場合もあります。事前に活用可能か確かめておきましょう。
しかし、iPhoneやiPadはmicroSDなどが対応していないため注意が必要です。
ダウンロードした本を削除する
読み終わった本の中にはダウンロードしておく必要がないものもあるでしょう。容量が決まっているので、ダウンロードした本で不要なものは削除することで容量を空けることができます。
また、本によってはダウンロードの期限が決まっているものもあり、一度削除する前に確認しておくと良いでしょう。ダウンロード期限が切れているものは再ダウンロードができなくなるため注意が必要です。
ダウンロードの期限が決まっているものはそのまま残すかmicroSDカードなどを利用してみると良いでしょう。
ネット環境がある場合Web上で読む
ネットがつながっている環境の場合、専用のアプリではなくブラウザ上で漫画を読むことができます。ダウンロードせず読めるので、データの容量を気にせずに読むことができます。
通信状況にもよるので、移動の際などネット環境が良くない場合はスムーズに本を読めない可能性があることは認識しておくべきでしょう。
また、ある程度データ量が消費されるため、できればWiFi環境を利用することが理想でしょう。
まとめ
本記事では電子コミックの容量について、実際の端末の事例なども交えながら紹介しました。
小説やビジネス書などと比べても電子コミックは容量が大きく、ダウンロードを前提として利用を検討する場合は端末選びに注意する必要があるでしょう。
電子書籍サービスは効果的に活用すると、ネット環境の無いところでもいつでも漫画を読むことができ、非常に便利で嬉しいサービスと言えます。
ぜひ電子コミックのサービスを利用する際は今回の内容を参考にしてみてください。
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